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2005年1月23日日曜日

何もしなかったことを後悔するよりは………。

きのうは、うちの会社を手伝ってくれているコンサルタントの取材につきそって、某大手企業の経営者に会いに行ってきました。

50代なかばくらいの社長ですが、非常にくつろいだ普段着で出てらっしゃり、一時間半ほどお話くださいました。

その中で気づいたことを記しておきたいと思います。

・定期的に自分に気づきを得るために、気づきを得る「場」を意識的に作っている。

・メンターを自分で設定している。

・自分に気づきを与えるような人を探して、直接会いに行っている。

・ビジネスアイディアの大胆さと、撤退の決意の大胆さを持っている。

・多額の負債の返済による苦境のときにも、キャッシュを生むビジネスだけは手放していない。

・「10回続けて失敗ばかりできない。必ず、そのうち成功できるようになるから、諦めずにやりつづけること」

というわけで、100億を越す借金を返したというようなスケールの大きい話を聞いていましたら、今悩んでいる自分のビジネスの意思決定なんて、すご~~く小さいことだと思えました。

失敗しながら、成功の仕方を学べばいいんですね。
何もしないより、何かして失敗するほうが絶対に意味がある。

マーク・トウェインも同じことを言っていた。

「何かして失敗したことよりも、何もしなかったことを後悔するだろう」

ということで、ちっちゃいことはあまり気にせずにどんどん行こうと思ったのでした。

2005年1月18日火曜日

ものづくりへの思いを感じた日

今日は一年ぶりにパン屋さん向けセミナーで、マーケの話をしてきました。

実践会で知り合った酒屋さんから、とても素敵なニュースレターが送られてきて、すごく感動したから、それを皆さんにご紹介。

当の酒屋さんには、セミナーで紹介したいのですと昨日メールを打ったら、今朝電話をいただいて、紹介してもいいよってOK!

やった!

その酒屋さんは蔵元さんの酒造りのご苦労とこだわりにホレこんで、紙芝居風の「メイキングお酒ものがたり」のようなツール(漫画のようなもの)を製作し、お客様に配っているのです。

それを読むと、本当に感動する。

たった40gしかなかった25年前に作られていたお米を試験場から持ち帰り、地元の農家の方々に頼み込んで育ててもらうまでのいきさつ。

協力しようと思った農家の人たちが慣れない米の生産に取り組まれたときのご苦労。

さまざまなドラマが、その漫画の中には込められていて、本当にものづくりへのこだわりを感じさせるプロジェクトXになっているんです。

そして、またまた、お酒を作った人もすごければ、売る人もすごい。

酒屋さんは作った人への尊敬の念を込めて、このツールを作っている。

ホント、感動します。

やっぱり、本当の商売人の方というのは、まじめにまじめにご商売に取り組んでらっしゃいます。

ここまでやるか!!

こういうのを見ると、本当に嬉しくなります。

なんのために商売をしているんだろう。
そんなことを考えたとき、実は、いきつくところはとても単純なことかもしれないと思わせられます。

とにかく、素晴らしいものを皆さんに届けたい。心を込めたものを皆さんに知ってもらいたい。

こういった思いでご商売をなさる方がもっともっと増えてくださるために、何かをやっていかなくては・・・・。

本当にそう思うのです。