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2004年3月31日水曜日

起業の際にはセイフティネットを張り過ぎないことが大切!

週末起業っていうコンセプトが流行ってるでしょ?

私は読んだことないんで、想像なのですが、
要するに起業のスタートアップはイバラの道だから
会社にいながらにしてスタートアップをしたほうが安全ってことではないかと……。

週末起業の他にも、さまざまな起業に際してのセイフティネットの張り方があると思うんですよ。

1. 資格をとって、資格を利用してとりあえずの食いぶちをつなぐ…(そのまま、ず~っと取りあえずだったりして…)。
2. 以前の会社の下請けをする……。

私も7月下旬をメドにスタートアップに入ります。
で、とりあえず、セイフティネットを張った……つもり。

セイフティネットは一つでは上手くいかない。
二つ、三つ組み合わせるのがいいと思うんですが……。

ただ、あまり張り過ぎると、セイフティネットに対して裂く時間が多くなりすぎて、本当にしたいことができなくなる。

今は、それに注意しています。

セイフティネットはあくまでもセイフティネット。

本当に自分のやりたい仕事、やるべき仕事はなに?
これを忘れずにいなくては……。

目の前の仕事をこなすので一生懸命になり……
食べるために一生懸命になり……
それでは、起業する意味がないじゃないですか。

最後は困難にも立ち向かう腹づもり…覚悟が必要ってことなんだと思います。



2004年3月30日火曜日

我が家のクレドを作ろう

アメリカのマルコム・ボルドリッジ賞を2度も受賞しているリッツ・カールトンホテルのサービス品質の高さの秘密は、「クレド」にあると言われています。

「クレド」というのは、「信条」という意味です。

具体的には従業員の行動規範を現在形の文章にして、自分達のあるべき姿をいかにも実際に実行しているかのように書いた項目を「クレドカード」にまとめます。

このカードを従業員が常に携行し、いつでも確認しながら日々の業務を行えるようにします。

また朝礼などでクレドカードの内容について話し合うことで、クレドへの理解を深めます。

「人づくり」が何よりも大切な企業経営。

まず、「人づくり」が大事だってことに、気づくだけでもすごい。けっこう気づいていないんですよね。

「人づくり」と言っても知識修得ばかりに目がいって、あいさつをする、身だしなみをきちんとする、整理整頓をする、のような基本事項はまるでおろそかになっている会社が多いと思うんです。

怖いですよ~。こういうところから、お客様への対応というのは決まってくるんですから。

その後、じゃあ、どうやって「人づくり」すればいいのよ、っていうときに、このクレドを知っていると役にたつと思うんです。

リッツ・カールトンでは従業員が業務中に出くわすであろうさまざまな場面を想定し、その時にとるべき行動の模範的な形をクレドにまとめています。
そして、これを毎朝、従業員が確認することで、自分自身のものにしていくという、奥深い意味での「人づくり」教育に非常に力を注いでいます。

もちろん、クレドの内容は企業理念あってのものです。
クレドを日常的に利用するというのは、社内での企業理念の共有を図るということと同じなわけですね。

さて、今、社内の経営革新活動に加わっているのですが、「人づくり」の効果的な方法として、本日、この「クレド」の導入を提案しておりました。

ですが、なかなか、これを理解してもらうのは難しいことです。

サービス業においては、品質管理にも繋がる重要事項なので理解されやすいのですが、製造業ではなかなかこれが本当に大切だとは分かりにくい。

さて、どうやって説明しようか…と考えつつ……ふと、ひとつの考えが……。

自分のうちで、まずやってみようかな……。

考えてみれば、我が家の哲学ははっきりしとるんだろうか……。

子供はどんな価値観を自分の中に形成してるんだろうか……。

子供のいいしつけにもなります。

我が家の教育方針、我が家の哲学、
これを子供にしっかり教育する必要があるな……と。

そのためには、自分の哲学を親同士がはっきりさせなくてはね。

それができれば、会社にも当てはめられるでしょう。

くれぐれも、子供が嫌気のささない方法でしつけること。

これは、従業員の「人づくり」も全く同じなんじゃないでしょうか……。

2004年3月29日月曜日

広告作りの楽しさ

プロモーションが仕事なので、
業界紙や雑誌に出す広告を作ってます。

今回は、タブロイド版の業界新聞の最終面4色全段広告。

今回の広告目的は「メーカーとしての開発力を打ち出すこと」

コンペティターとの競争に勝つために、開発力の強さをアピールする必要があるからです。

65年の歴史を持つ機械メーカーですが、地場産業を背景に鋳物を使った機械を作ってきました。

その「伝承」の技術をアピールするとともに、3D-CADを中心とした最先端デジタルエンジニアリングへの対応力も打ち出したい(県では最高レベル)。ステンレス化や安全・衛生へのニーズにも対応してきた研究開発力の「進化」の面も打ち出したい。

コンセプトがふわ~っと浮かんだら、
素材集め……。

素材はとことん、自分で集める。

今回は鋳物工場に行って、煮えたぎった真っ赤な鉄を流し込む様子をデジカメで撮影してきましたよ。

工場のおじさんたち、私の姿を見て????状態。
撮影や取材が入ることなんで、まずないんですよね。

撮影をはじめたら、質問の嵐……。
「何? 広告に載るの? ここを撮らなきゃダメだよ。
これを撮れば、いい宣伝になるよ……」

でも、ホント迫力あったよ~。

10年以上、会社に勤務していたんだけど、隣の鋳物工場には初めて潜入しました。

メーカーとは言え、事務方は工場の機械場にさえ、ほとんど行かないからね。機械場ってフライス盤とか旋盤とか置いてあるところですよ。

しかし、あの鋳物を作る時の真っ赤な鉄を流し込む作業、命がけだそうです。もし、容器が割れるようなことがあったら、作業をしている人たちも一貫の終わりとか……。

な~んも知らずに、お気楽に撮影しとりました……。

とはいえ、火花が散って、灰はかぶるし、やっぱ凄かった。

こうして、最高の絵を押さえたら、それをちりばめる。

コピーライティングが物を言う。
ここには、いつも魂込めております。

あとはデザイナーに任せる。

もうすぐ、デザイナーからの校正が上がってきます。

これはもう、すっごく楽しみ……。

魂吹き込んだ広告ができあがってくるって、ホント楽しいです。

あとは、果たしてその広告が効果を発揮するかどうか……。
レスポンス広告にして、その効果を図るもよし。

ですが、最終的には会社の業績全体でしか図れないんじゃないか……というふうに、最近は考えています。

2004年3月28日日曜日

起業家を応援したい理由

私はコンサルタントとして、やはり起業家を応援したいと思っています。
特に、中小企業を作った人たち。

なぜって?

一言で言えば、これからの日本が良くなるには、中小企業をたちあげる起業家の数が絶対に必要だと思うからです。

日本の企業は99%が中小企業なんだって。
ってことは、中小企業家が日本全体を左右しているって言えませんか?

コンサルタントっていうのは、なんなんでしょうね~。

日本全体を大きな目でとらえて、その中の小さなことにでも力を注げれば、コンサルタントとしての私のミッションは
果たせるんじゃないかと思います。

ほんの一握りかもしれないけど、自分の信念を貫いて体当たりしたい。

そのためには、自分の哲学づくりが必須です

2004年3月24日水曜日

対話力が会社を強くする

いろいろありまして、急遽、自分でアウトプットしてみたいテーマを考えました。

今、頭に浮かんでいるテーマは

「対話力が会社を強くする」

というものです。

概要は………

1.「創発(新しい気づき、アイディア……)を生む企業風土づくり」がいかに、これからの企業経営にとって大切であるか。
これは経営品質賞(マルコム・ボルドリッジ賞)の根本にある考え方から、私が影響を受けてきたものを膨らませたものです。

現代のようなスピードの時代においては、戦略はトップや経営企画室のような一部の人間が考えて、下に降ろすというのでは、間に合わない。

考えているうちに、マーケットが変わってしまうんですね。

じゃあ、どうするのよ……。

現場に権限委譲すりゃいいじゃん……って?

正解!

現場が一番、お客様を知っているし、一番望ましい対応方法も知っているでしょ。現場が判断を下せればスピードも上がる。

でも、これはそう簡単ではないんですね。

権限委譲を本当に行うためには価値観の共有というのが不可欠なんですね。

価値観が共有できてないのに、権限委譲すると、とんでもないことになります。

船頭が何人もいるような状態…で、船は前に進まない。

「会社の行動規範作ったし、企業理念もみんなに話しているし、価値観共有できてるんじゃないの?」

間違った価値観を共有してしまうと、これまた大変です。

お客様がいらっしゃる場所に、社長が突然現れた。とたんに従業員全員がそちらに注目……。皆が社長の通る道に支障がないか、気を使う。

この会社のメンバーが共有している価値観って、なんでしょうか。

「社長がすべて」

ですよね。

「お客様がすべて」

じゃないでしょ。

じゃあ、どうすれば、良い価値観を共有できて、権限委譲できて、スピードのある競争力ある会社にできるのよ?

もうちょっと、考えよう!
私も現段階では、ここまでズバっと解説できるまで、頭の中が整理できていない。

たぶん……。

やはり、創業の理念というものが社会に受け入れられるものである必要がある。

高い理念のもとに集える人たちでなくては、正常な価値観は形成されないでしょう。

2.企業風土づくり、価値観の共有にあたっては、「対話がいかに重要であるか」を充分考慮できるものにする必要がある。
なぜなら、現場が物を言える風土でなくては、現場からの優れたアイディアも生まれない。対話できる風土づくりが、競争力の源泉になるからである。

ってことは、マネジメントのすることは何か?

対話ができる風土を作ることだ。

この部分に今月読んでいた"Appreciative Inquiry"(感謝の質問)の考え方を取り入れてみたいと思っています。

企業風土を形成する過程において、自分達のありたい姿や成功体験をもとにして、スタッフの心に「喜び」の記憶が呼び起こされる環境づくりをめざします。

具体的手法としては、マネジメントは「感謝の質問」をする。
感謝の質問というのは、成功体験を五感の記憶で思い出すための質問。

マネジメントはスタッフの成功体験を引き出して、対話を進めます。
対話の結果、成功体験の共通点を見つけだすことができます。

その後、五感の記憶を引き出すスイッチになるフレーズを作る。これが行動規範であり、価値観になっていく。

こうやって作り上げた行動規範のフレーズは、成功体験の五感の記憶を背景に作られているから、このフレーズを聞いただけで、スタッフは成功体験を思い出せるし、もっと良くするためのいろいろなアイディアが湧きやすくなる。


<結論>

・企業は社会的な存在意義のある理念をかかげる。

・マネジメントは競争力のある企業風土形成のために、スタッフと「感謝の質問」をキーにした対話を行う。

・マネジメントは対話をもとに、スタッフの創発を生みやすくするフレーズを行動規範にまとめ、価値観として共有する。

やった! 大筋まとまったぞ。
あとは、細部にわたってアウトプット進めます。

2004年3月23日火曜日

穴を深く掘るためには……

四日も楽天をサボっておりました……。
まあ、マイペースで行こうと思っているので、いいんです、これで。

さあ、気を取り直して、ルンルンといきましょう!

ちょっと、今日は、堅めで行かせてもらいます。

私の現在の仕事はプロモーションです。
ですから、プロモーションに関する情報はなるべく入手して、スキルアップを目指してきました。

ですが、プロモーションだけを学んでいたのでは、今のような考え方には至らなかったと思います。

幸運なことに、私は適度な規模の中小企業で働いており、経営革新に関する分野でも仕事をする機会に恵まれました。

まず、経営品質セルフアセッサーという資格を取り、社内の経営革新活動の中心メンバーになりました。

次いで、中小企業診断士の資格を取り、財務、組織マネジメント、マーケティング、生産管理、情報システムなど、ひととおりの経営に関することが分かるようになってきました。

すると、自分の専門分野であるプロモーションについても、より深く理解ができ、戦略と連携したプロモーション展開を主導権を取って行えるようになってきたのです。

かつては、自分の仕事しか見えていなかった。
でも、今は会社全体が見える。

って、偉そうですが、ホントそうなんですよ。

ふか~い穴を掘ろうとすると、どうしても、周りの土を広く掘らないとなりませんよね。

これは、専門知識の修得や実践と全く同じだと思います。

自分の専門分野を極めようと思ったら、周辺知識の修得が必須になる。

穴を深く掘るためには、広く掘る必要がある。

深い知識、専門性の向上のためには、幅広い知識の修得が必要である。

なんか、これって、真実じゃないですか~?

私の場合は、歌を一生懸命勉強したことが、ビジネスにも役立っている気がしています。

2004年3月18日木曜日

ダラダラ仕事すんじゃね~よ

すみません。
がらの悪いタイトルで……。

本日は愚痴オンパレードとさせていただきます。

実は、今おります会社、会議をなるべく定時以降にするようにという社長からのお達しがでているんです。

私はこういう考え方には反対なんですが、しょうがないんで、定時17:30からいつも会議を始めるわけ……。

会議オーナーの力不足もあるのですが、実りがないことが多いんですよね。愚痴の言い合いで終わるとか……。

もう、バカじゃないかと自分で情けなくなります。

要するに、定時以降だと、何時までやってもかまわない。
だから、成果物を想定せずにダラダラと時間ばかりがたつ。

時間がいくらでもあるならいいよ。
こっちは時間と戦ってるんだぜ。
母の帰宅が毎晩10時で家庭崩壊して子供がグレちゃったら、会社はどんな責任とるんだよ。

会議は夕方にやってもいいですが、時間の制限は設けましょうね。
それと、会議前に成果物を決めておきましょうね。

もちろん、そのつもりで始めているんですが、会議進行が下手だと、話が横道にそれたっきり、どうしようもない状態になります。

仕事をやるからには、ちゃんと実りを出しましょう。

2004年3月17日水曜日

感謝の質問

今月読んでいる本 Appreciative Inquiry についてです。

以前にも読んでいる途中で、気づきを書いていましたが、
やっと3/4を読破!

な~~んと、全部で60ページの洋書なんだけど…。

昨日、神田先生の解説を聞いて、
どうにか、その全容が明らかになってきました。

この本、たった60ページの薄い本なんだけど、
すごい内容であることが
だんだん分かってきました。

私なりの解釈を通した上で、自分の血肉になってきたことだけをお伝えしていこうと思います。


昨日の日記で、「どうやって従業員に環境整備をやらせるか」について書きました。

「押し付け、強制は良くないと思う。」

昨日の段階では、このくらいにしか表現できなかったんだけど、今日になって考えると、もうちょっとはっきりとした自分の考えが見えてきました。

結局「しつけ」というのは、すごく時間がかかる価値観の教育である。

だから、価値観教育を怠って、強制的にやらそうとしたり、自分の価値観をただ単に押し付けることでは解決できない。

「掃除しろ!きれいにしろ!」と言っているだけでは、ダメなんです。

教育を怠って、無理矢理やらせようとしても、そんなに簡単にはいきません。

では、どうやって価値観を教育すればいいのでしょうか。

昨日の日記に書いた3つの方法は価値観教育の一つの方法です。

a) トップからはじまって、上層部が手本を示す。

b) それに伴い、会社の精神を作り上げ、浸透させる努力をする。
(「わたしたちは常に整理整頓を怠らず、最高のスピードで
良い仕事ができる環境を整えます」のようなかんじで……)

c) 環境整備の必要性を根本的に従業員に説明する。

繰り返して書いちゃいました……。

この3つを常に、しつこいくらい、ず~っと続けて従業員に働きかけていく。
これを1年続ける。

これができたら、すごいです。

さらに!!

Appreciative Inquiry(感謝の質問)の考え方では、会社の精神を作り上げる段階で、過去の成功体験を引き出すという手法を使います。

過去の成功体験……たとえば、環境整備がうまくいったことを思い出し、具体的にその時どうしてうまくいったのかを洗い出します。

成功を決定づける要因を明らかにして、同じ状態、より良い状態を五感の記憶を使って再現・想像していきます。

五感の記憶を使って、成功体験を再現する過程で、価値観教育の目的はすでに半分達成されています。

なぜなら、五感の記憶を使うこと自体が心の奥深く働きかける作業だからだ、と私は考えます。

頭で理解すること…は忘れてしまいがち。
でも、心で感じたこと…は忘れない。

あとは、五感の記憶で思い出し、心で感じたことを、再度引っぱり出すためのキーワードを作っておくのです。
その言葉を聞くたびに、五感の記憶が蘇るように……。

「心で感じる」という作業を繰り返し行うことで、その人の「価値観」形成に影響を及ぼすができます。

「しつけ」には時間がかかる。

子供の「しつけ」も、従業員の「しつけ」も同じだね。

私は、うちの子の「しつけ」できてるんでしょうか??

反省……。

2004年3月16日火曜日

どうやって社員をしつけるか……

「5S」って御存知ですか?

 整理
 整頓
 清潔
 清掃
 しつけ

さ行ではじまるこの5つの言葉を「5S」と言います。

まあ、家庭でも会社でも、基本は掃除って言いますよね。
かくいう私は、ハズカシながら少々苦手なんですが……。

会社の場合には、生産性を向上させるために5Sを推進しているところが多いです。

で、例にもれず、今年から、今私がいる事務所でも取り組むことに……。

工場では5Sと呼んでいますが、事務所では「環境整備」と呼んでいます。

マネジャーが5人集まって、「どうやって環境整備」を進めるかを討論しました。

「まず、自分のデスク周りから……強制的にやらせる。しつけだ! しつけ! 」

「社長が旗を振ってくれないと、みんな動かないよ」

「全員でやる時間を決めよう。仕事が忙しいと言って、やらない人がいる」

さまざまな意見が出ました。

私としては、強制論には少々反対です……。

押さえ付けて、社員をしつけようとしても、うまくいかないんじゃないかなあ……と思います。
一時的にはきれいになっても、5Sのことを誰も言わなくなったら、あっという間に忘れられて、もとのもくあみです。

うるさく言われてしかたなくやってるようじゃ、会社の文化としては、良い文化が形成されたとは言えないですよね。
かえって、ギスギスした文化が出来ちゃうんではないかと思います。

1 きれいにせざるを得ないような仕組みを作って解決する。
2 同時に社員の心の奥深くに働きかける教育を行う。

この2本だてでいくのが、最善策かと思うのですが、なかなか、これを伝えるのは難しい……。また、具体化するには、かなりの思いきりが必要。つけやきばで仕事をこなそうという考えでは、できません。

1の方法としては……

たとえば、簡単なものでは、しょっちゅう席替えするというのがあります。

グループウェアを最大限に利用することを推進したり、社内に掲示板スペースを設けて、個人が持つ紙の絶対量を減らす。

文房具を共有化する、自分のデスクを持たない……など、ある程度ドラスティックな改革で、根本的に散らかすことができない仕組みを作ってしまう。

2の方法としては……

これこそ本当に難しい。

a) トップからはじまって、上層部が手本を示す。

b) それに伴い、会社の精神を作り上げ、浸透させる努力をする。
(「わたしたちは常に整理整頓を怠らず、最高のスピードで
良い仕事ができる環境を整えます」のようなかんじで……)

c) 環境整備の必要性を根本的に従業員に説明する。

この3つくらいを根気よく、1年間くらい続ければ、5S推進のための社員教育も、ある程度できあがってくるかもしれないのでは……と思います。

1も2も、言うのはやさしい、やるのは難しい。
その前に、マネジャーに理解してもらうのが難しい。

どうですか?
私なりに考えてみたんですが、この方法では無理があるでしょうか?
よかったら、御意見をお願いいたします。

2004年3月15日月曜日

後任を面接してから会社を辞める方法

本日、面接をいたしました。

そうです。

会社を辞めたいと打診したので、自分の後任の面接です。

たぶん、普通の会社じゃ、考えられませんよね……。
自分の後任の面接に自分も加わるなんて……。

とても、恵まれていると思います。

あったかい社長のもとで、今まで働かせていただいたんだなあと、つくづく感じます。

しかしながら、本日の面接結果は×でした。

とてもいいかんじの人なんですが、年令がちょっと高い。
経験もあるし、人柄も良さそうだし……

だけど、これからの時代、ITに強くなくて、年令が高いというのはネックなんですね。
いくら、これから覚える気があるといっても、50歳を超えていては限界を感じざるをえないんですね。

また、発想のユニークさという面でも、やはり若いほうがいいんじゃないか……と普通は考えるんですね。

で、私の退職時期をはっきり決められない状態が、またしばらく続きそうです……。
早く見つけたいです……後任…………………。

ですが、今日は社長と少し、今後の話ができました。

退職後も、会社との関係を保ってなんらかの形で仕事に関わっていきたい旨を、直接話しました。

社長からは

「現在の担当であるプロモーションの部門で、スタッフのディレクションのみ、やるようにしてはどうか」

だから、採用する人は、結局、私の部下になるってことなんです。ディレクションだけだったら、そんなに会社に来なくてもやれるんじゃないか……ということです。

「または、経営品質の仕事でコンサルティング的に加わってはどうか」

会社で経営品質セルフアセッサーの資格を取らせていただいたんですが、退職後もこの仕事に関わらせていただけるのは、今後コンサルティングをしていく上でとてもありがたいことです。


「自分で会社を作ろうと思ってるんですが……」

という私の無謀な話も笑わずに聞いてくださいました。

「そうは言っても世の中そう甘くはないよ。

初めのうちは、固定的な収入があったほうがいいだろうから、うちで仕事をしながら始めればいい。

コンサルティングは知識よりも実績が大切。

実績を残せば、私があなたの見込み客に、あなたの実績について証明してあげるよ。」

といったようなお話もあり、本当にありがたいかぎりです。スタートアップの不安な時期を、少しでもスムーズにすごせるかもしれません。

逆に、甘えが出て、スタートアップを失敗しないようにしなくてはとも、思いますが……。

入社して11年。まったくのゼロから11年間育ててくださった社長には本当に頭が下がります。

たまたま出会うことのできた現在の会社の社長から、これからの自分にとって必要なたくさんのことを、まだまだ学ばせていただけるんじゃないかなあ……と思っています。

2004年3月12日金曜日

四日間で消えた多大な広告費

今週の火曜から金曜(今日)まで
東京ビッグサイトで展示会をしていました。

今回の展示会にかかった費用は〇〇円。


で、四日間でうちのブースに来て名刺を置いて行くなり、住所を書いて行くなりした人の数で、かかかった広告費を割りました。

すると、一人あたりにかかった費用が分かる。

この広告費を回収することを考えると、

かけた額だけ、この展示会の結果として売らないとならない。

商品の額で全広告費を割ってみると、だいたい何人が成約してくれれば良いかが分かる。 

それだけ売れない場合には、
広告宣伝効果は低いってことか……。

……まず、無理だと思います。

展示会って、お金かかりすぎですね。

経費のかからないセミナーとかのほうがいいかもしれない。

ですが、これも業界の勢力図を表わすイベントですから……。ブランディング効果を考えると、なんとも言えません。

むずかしい……。

広告宣伝って、必ずしも即効で効果の出るものだけ、費用対効果だけで、決定することはできないな……とも思うのです。

神田先生の感情マーケティングとはちょっと違ってしまうんですが……。今までプロモーションをやってきた経験での、ナマの思いです。



2004年3月9日火曜日

形のないものほど形を作って売れ!

ひさびさに家族四人揃っての団欒の夕食でした。
で、旦那と話しているうちに気づきがあったので、
さっそく楽天に記録しておくことに……。

私「コンサルティングってつかみどころないからさ~。ビデオにまとめようかと思ってるんだ~。」

旦那「そうだね~。
形がないものほど、形にしとかなきゃ、買う人は悩むよね。見てみなくちゃ、買うかどうか決められないもんね。」

私「う~ん………今のいただき!!」

そうなんです。
教育、コンサル、サービス、など形のない商品。
こういったものほど、形をきっちり決めた商品化が大切なんですよね。
ついでに、そのサービス(商品)をリアルに説明できる販促ツールが必要ですね。

<例>
子供向けの英語教育事業を行っているワールド・ファミリー・クラブ。
ミッキーちゃんの英語システムをセットで60万円くらいで売っています。
売ったあとのフォローもきっちしているので、すごく満足度が高いと思います。
英語システムを買った人は月々3,000円払って、会員になります。すると……。

・2ヶ月に一回の会報誌の送付。
・毎週1回のネイティブによるテレフォンイングリッシュ。
・年に数十回、日本各地で開催される日帰りイベント。
・海外旅行、ディズニーランドなどへの宿泊旅行をからめたイベント。
・インターネットによる子供むけEラーニングサービス。

が受けられます。

この商品は、形のある教材 (ビデオ・本)+形のないサービスでできています。

形のあるほうは、60万円くらいの英語教材。
形のないほうは、月々3,000円くらいの会費なんですが、これを6年間続けた場合は、216,000円。

少々価格は高いですが、形のある商品のほうで、サービスの素晴らしさを感じてもらって、形のない商品につなげる。
こうして、既存客さんからの売上を安定させているんですね~。

ここまで、商品化をきっちりしておいて……。
さらに、販促ビデオが、すごい!
これを見たら、子供が「○○も、早くあそこ行きた~い」
って、イベントなどに行きたくなるようなカンジに作ってある。

親としては、入会せざるを得ないんですよ~。
逆に考えれば、入会したいから商品買ったとも言えます。

「形のないものほど形を作って売る」

このコンセプトはこれからのサービス経済時代には、キーポイントになるんじゃないかなあ……。

2004年3月8日月曜日

戦略とは順番を考えること……

過去のマインドマップを見ていたら
この言葉が…。

「戦略とは順番を考えることである」

たぶん、神田先生の本の中の言葉だったと思います。

この言葉が心に残って、ここ数日、ぽ~ッと考えています。

起業を本気で思い立ってから1年ちょっと……
いろんなアイディアが浮かびました。

でも、もうすぐ本当に起業する日が来ます。
(まだ、はっきりしないんだけど……)

その日を決め、やっと順番を考える気になった。
で、考えてみると、結構準備に時間がかかることが分かった。

4ヶ月くらいはキャッシュが入って来ないんじゃないだろうか……という見込みになっている。

ってことは、退職前から準備せにゃならんということですよね……。

もう、ぎりぎりです……。

2004年3月5日金曜日

何かを成功させたいと思った時の効果的な方法

おとといの続きで
Appreciative Inquiryを読みながらの「気づき」を御紹介します。


<何かを成功させたいと思った時の効果的な方法>

「五感を使ってリアルに思い描く」

私は歌を歌う時、いつもこの方法を利用していました。

「なんだ~、関係ないよ……」

まあ、まあ、そう言わずに読んでくださいませ。
ビジネスマンにとって、スポーツとか芸術から学ぶことは多いんですよ。

演劇を学んだ方に有名な手法で、スタニスラフスキーが提唱する「メソード演技」というのがあります。


五感の記憶を利用して演技をする手法です。

たとえば、
「コーヒーを飲んだ」というト書きがあります。

さて、これを役者さんはどう演じるでしょうか……。

その時、肌をなでる風が吹いていたのか……。もしくはあたりの空気はじっとりとしていたのか。

どんな音が聞こえていたのか……。そこは自分の家?それとも……?
隣の客の会話やバックミュージックが聞こえた?

コーヒーの匂いはどんな匂いだったのか?
他の匂いはしなかったのか?

あなたの目に映っていたものは?
ぼ~っと店内の様子を眺めていたのか?
それとも、向かいの人の目をみつめていたのか?

コーヒーを飲んだあなたは…どんな感覚を感じましたか?
口に触れた食器の感覚は?
口に流れ込んだ液体の感覚は?
味覚はどうですか?
温度を感じますか?
コーヒーが咽を通る感覚はどんなでした?
お腹に入ったあとの体の変化は?

どうです??
たった一言のト書きにもさまざまな背景があるでしょう?

さて、なんでこんな話をしてきたかって……?

ビジネスにも利用できると思うんですよね。
よく、自己啓発書に書かれていますよね。

「成功した様子を心に描け!」

メソード演技を考えると、本当にその様子を心に描くというのは、結構エネルギーのいるものです。

けれど、ただ想像するのとは桁ちがいの効果があると思います。

私の体験では、ただ想像しただけの歌では人の心を打つことはできない。でも、五感の記憶を使って歌った歌は人の心を捉える……って気がしています。

なぜかって?

五感の記憶を呼び覚ますにはかなりの集中力が必要だからです。
集中して、五感の記憶を呼び覚ますと、脳が活性化します。
自分でも思わぬ力を発揮できたりします。
たぶん、これが脳からアルファ波が出ているような状態なんですね。

一度ゆっくりやってみませんか?

「私は今、夢を叶えている。
涼やかな風が吹いている。
子供達のはしゃぐ声が聞こえる……」てかんじで……。

きっと、心の奥深く、五感で感じた未来の様子が刻まれると思いますよ。

素晴らしいビジネスアイディアも浮かんだりして……。



2004年3月4日木曜日

上司というものは……

かなり昔ですが、(10年くらい前)
こんなことを言った人がいました。
とある会社の営業部長さんです。
上司の立場でのご発言です。

「上司というのは、部下の仕事を直さないと気がすまないことが多い。
中には頭のいい部下がいて、わざと直すところを作っておいて、上司に仕事の報告をする。」

まだまだ、部下を信頼できない上司さんが、たくさんいるんですよね……。
部下を持っている方、部下の仕事を直すのが仕事になってませんか?

「だって、仕事の出来が今一つなんだ……」

それは、部下の責任? 上司の責任?

部下に任せられる仕事をいちいち手直ししなくちゃならないとしたら、それは社員教育が下手だったってことですよね。
1年目の社員ならまだしも…。
ベテランさんは許容範囲で信頼しましょう。
そのほうが、社員さんが伸びるのではないでしょうか。

社員さんに仕事を任せている間に、自分にしかできない仕事をしましょうよ!
きっと、もっと大事な仕事が貴方を待っています。

2004年3月3日水曜日

パブロフの犬と企業の価値観

FOCAL POINT 終わりまして、
今読んでいるのが、
Appreciative Inquiry
という本です。

企業の「価値観」や「文化」の形成ということについて書かれています。


「価値観」って聞いたことありますか?

一言でいうと「何を大切と考えるか、というグループまたは個人の持つ基準」ってことです。

夫婦間で価値観が違うと、結構、家庭不和のもとになりますよ。

たとえば、旦那さんが育った家庭では、お母さんは専業主婦で、食事を作るのはいつもお母さんというのが当たり前だった。
ところが、奥さんの育った家庭では、お母さんは働いており、食事を作るのはお父さんだったり、お母さんだったり…。

この二人が結婚すると………。

御主人は、自分の気づかないうちに食事の支度は奥さんの役目だと心の奥深いところで思い込んでいます。奥さんも働いているので、本当はお互い様ということは理解していますが、なんとなくしっくりきません。

御主人は果たして、自分の価値観を変えることができるでしょうか……。

分かっちゃいるけど、変えられない……。
そうなんだよ、それが価値観の奥深さでもあるんですよね。

「価値観教育」はほんの小さな毎日のできごとで行われていると考えられます。

たとえば、
「こんなことすると、またママに怒られるかなあ……。怒られると嫌だから、内緒にしとこうっと……。」というふうに小さな子供が考えたとしたら、すでに、その子は歪んだ価値観教育を受けつつあると言えます。

お母さんのことだけじゃないですよ(自分……反省……)。
社長さんはじめとする部下を持つ方々、心に手を当てて考えてくださいね。

しまいにはパブロフの犬みたいに、何も考えずに、反応しちゃうようになるんですよね。
「部長に口答えをすると、100倍になって返ってくる。黙っていよう。」
みたいなかんじですね。

怖いです……。
でも、これは組織に根付きやすいマイナスの価値観です。

良い価値観を根付かせられた場合には、現場の人たちにすべてを任せられる競争力のある会社を作れますよ!

「みんなに話してみよう!きっと、アイディアが膨らんでいい方向にいくだろう!」
こんなふうに社員さんみんなが、思えるような風土づくり。

これが大事なんですよね。

2004年3月1日月曜日

みんな和民が好きなのね……

家庭の事情あって、月曜日には
和民でご夕食っていうパターンが多いんです。

別に、どこの居酒屋だっていいんだけど
和民はけっこう、いいですよ。
特にお気に入りとしまして、津田沼店は良いです。
我が家もすっかり、和民のファンです。

<理由>
1 店員さんのサービスマナーが素晴らしい。

居酒屋さんも、最近はサービスに力を入れています! ちゃんとお客様の目の高さにひざまづいて注文を取ってくれます。

従業員さんは20才前後と思われる若いお兄さん、お姉さんですが、ホントに礼儀正しく身だしなみも良く、まじめそうな人ばかりです。

すっかりお馴染みさんになってしまっている関係上、今日も店員のお嬢さんから特別サービスがありました。

瓶ビールを注文したところ、顔馴染みのお嬢さんが持ってきてくれました。
普通、居酒屋さんだと、ビールは開栓して持ってきますよね。
ところが、そのお嬢さんはビールの栓を抜かずに持ってきて、私達の前で栓を抜いて、「よかったらどうぞ」とグラスについでくれたんですよ~。
このサービスをするために、わざわざ栓抜き持参で来てくれたんですね。

チェーンの居酒屋さんでこのサービスを実現するのは、並の従業員教育じゃできないです。
すごい!!

2 安いのにおいしい。

3 食品のトレーサビリティ向上にも努めている。

けっこう、ポイントの高い企業さんだなあ……と思います。
先月、飲み会が続いて、週に3回も各地の和民で飲みました。

別に私がお勧めしたんじゃないですよ。
みんなが、「和民がいい」っていうんですよ。

みんな、和民が好きだったんですね。
やっぱり……。