2016年2月3日水曜日

本気にさせて、その気にさせる


最近、とても素晴らしい女性マネジャーにお会いしました。

何が素晴らしいかというと、後輩の指導ぶりが、本当に半端じゃないのですよ。

たまたま、一緒にお仕事をする機会をいただきまして、生々しい現場を拝見していたのですが、あんな風に後輩指導する女性には初めてお会いしました。

「今日は心を鬼にして私は言うべきことを言います」とおっしゃり、かなり厳しいお言葉の連続。

言われたことができない後輩に、「もう一回」「もう一回」と、繰り返しその場でやらせます。

周りの者たちはシーンとして、一時間ほど、その後輩指導を見ていることに。

緊張感走る空気の中、何度やってもできなかったことが、ついに1時間後にできるようになったのです。

その女性マネジャーは、後輩を「素晴らしい! よくやってくれました」と絶賛し、正面から食い入るように目を見て、相手の両腕を掴むような姿勢で、鬼気迫る感じで学ぶべきことを話すのです。

繰り返し練習が上手くいかない最中は、私も正直、「このままどうなっちゃうんだろう」と思っていたのですが、最後のシーンには、脱帽です。

スゴい!としか言いようがありません。

私も後輩指導、やってきましたが、甘っちょろかった。

私は嫌われるのが怖くて、あそこまで厳しい指導はできませんでした。

実際、私があそこまでやると、嫌われると思います。

だから、後輩が成功した時のあのフォロー、スゴい、真似ができない、と思いました。

感じたのは、「この人、本当に本気なんだな」ということ。

自分が本気だからこそ、相手にも本気が伝わる。

本気が伝われば、その気にさせることができ、相手を伸ばすことができる。

今回も素晴らしい人から学ばせていただいています。

私も頑張らなくちゃ〜〜。


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