最近、「思考」について、反省することが多くなった。
「よ~く考えてみよう」
よく考えているつもりになっていたけど、
実は私たちはちっとも考えていないことが多い。
単純に教えられた知識を使っているだけ。
何も考えていない。
そんなことが、よくあるのではないだろうか。
知識そのものを疑ってみたことがあるだろうか?
たとえば、私たちのようなコンサルタントは
仕事上、「戦略策定プロセス」などということを知識として持っている。
でも、この知識を持っているだけで果たして本当に戦略をたてられるんだろうか?
私は、おそらく無理じゃないかと思う。
戦略たてるどころか、経営課題を見出すこともできないかもしれない。
既存の知識を現実の世界にあてはめてみても、
無理がある、
という意見をよく聞くが、
これは知識を「持っているだけ」だから起こる現象なんじゃないか。
そう。
知識を「持っていること」自体には何の意味もないのだ。
知識は一般化されて世の中に頒布される。
知識が「身につく」ということと、知識を「持っている」ということとは
大きく違う。
知識を持っていることは、深い思考をしたときにだけ役にたつ。
おそらく、深い思考の中で、「持っている」だけの知識を
「身についた」知識に変換している。
目の前にある現実の世界から、自分なりに思考する。
その過程では、知識そのものを疑うこともあるはずだ。
「こういうものだ」
という知識は、ひょっとすると固定観念、既成概念でしかなく、
思考停止の言い訳になったりもする。
知識に頼る限り、思考停止になる。
知識を疑ってみよう。
きっと、頭が働きだす。
おっしゃられている事、多少は解るようなきがしてます。「空は何故青いか?」その解答は知識として知っています。しかし、早朝の青空に感動し「どうして空はこんなに青いのかな?」と考え知識が出てきます。しかし、それまで持っていた知識が極めて薄っぺらで、奥まで突っ込んではいない知識だった事が解ります。「知識」だけを問題にするなら「百科辞典」にはかないません。おっしゃられるとおり「思考」はとても大切な事と思います。
返信削除コンサルタントには知識は必要です。しかし、知っているだけで、実践できなければ、単なる物知りに終わります。
返信削除知識は実践してこそ、活かされるものと思います。
実践には勇気が必要なことも多いですね。
勇気を持つ最短コースは、相手に対する心からの誠意だと思います。
私が長年勤務した会社の新入社員研修で既に他界された創業者は「誠意があれば、自ずと勇気が湧く、誠意を持って事に当りなさい」と歓迎の言葉で述べていただきました。この言葉は、いつまでも私の心の拠り所となっています。
一平さん
返信削除お返事遅れてすみません。
今日は「青山常運歩」という言葉を教わりました。山は常に変化している。それに気付くのも気づかないのもその人次第、というような意味なんだそうです。
知識と同様、「認識する」ということについても、日々行っていることを見直す必要があるのだと思いました。
知識を知っていて分かっていないと同様に、事実を目にしていて認識していない、ということは往々にしてありますよね。
小坂さん
返信削除おひさしぶりです。
新入社員のときの言葉を覚えてらっしゃるなんて、すごい~!!社長泣かせの社員だったんですね。
誠意が勇気を生むというのは、分かります。
良い言葉ですね。