おとといの続きで
Appreciative Inquiryを読みながらの「気づき」を御紹介します。
<何かを成功させたいと思った時の効果的な方法>
「五感を使ってリアルに思い描く」
私は歌を歌う時、いつもこの方法を利用していました。
「なんだ~、関係ないよ……」
まあ、まあ、そう言わずに読んでくださいませ。
ビジネスマンにとって、スポーツとか芸術から学ぶことは多いんですよ。
演劇を学んだ方に有名な手法で、スタニスラフスキーが提唱する「メソード演技」というのがあります。
五感の記憶を利用して演技をする手法です。
たとえば、
「コーヒーを飲んだ」というト書きがあります。
さて、これを役者さんはどう演じるでしょうか……。
その時、肌をなでる風が吹いていたのか……。もしくはあたりの空気はじっとりとしていたのか。
どんな音が聞こえていたのか……。そこは自分の家?それとも……?
隣の客の会話やバックミュージックが聞こえた?
コーヒーの匂いはどんな匂いだったのか?
他の匂いはしなかったのか?
あなたの目に映っていたものは?
ぼ~っと店内の様子を眺めていたのか?
それとも、向かいの人の目をみつめていたのか?
コーヒーを飲んだあなたは…どんな感覚を感じましたか?
口に触れた食器の感覚は?
口に流れ込んだ液体の感覚は?
味覚はどうですか?
温度を感じますか?
コーヒーが咽を通る感覚はどんなでした?
お腹に入ったあとの体の変化は?
どうです??
たった一言のト書きにもさまざまな背景があるでしょう?
さて、なんでこんな話をしてきたかって……?
ビジネスにも利用できると思うんですよね。
よく、自己啓発書に書かれていますよね。
「成功した様子を心に描け!」
メソード演技を考えると、本当にその様子を心に描くというのは、結構エネルギーのいるものです。
けれど、ただ想像するのとは桁ちがいの効果があると思います。
私の体験では、ただ想像しただけの歌では人の心を打つことはできない。でも、五感の記憶を使って歌った歌は人の心を捉える……って気がしています。
なぜかって?
五感の記憶を呼び覚ますにはかなりの集中力が必要だからです。
集中して、五感の記憶を呼び覚ますと、脳が活性化します。
自分でも思わぬ力を発揮できたりします。
たぶん、これが脳からアルファ波が出ているような状態なんですね。
一度ゆっくりやってみませんか?
「私は今、夢を叶えている。
涼やかな風が吹いている。
子供達のはしゃぐ声が聞こえる……」てかんじで……。
きっと、心の奥深く、五感で感じた未来の様子が刻まれると思いますよ。
素晴らしいビジネスアイディアも浮かんだりして……。
「成功をイメージする。」
返信削除理論に出てこない、戦略策定の裏方さんみたいな
ものですね。気持ちの持ちようがすべてではないで
しょうが、かなりのウェイトを占めていると思います。
もっとも、私の場合、成功をイメージしていて、それを
人に話すと「あなたはバク?」って言われます。
「バク」は夢を食って生きている動物、だから「私の
成功=夢物語」と捉えられているようです。
書き込みいただいてありがとうございます。
ということで、私の「戦略」はうまくいってから
私書箱に投函します。でないと美樹さんにまで「バク?」って言われそうで恥ずかしいからです。
チャレンジャー美樹さん
返信削除こんばんわ。
15分の瞑想は2時間の熟睡に匹敵する・・らしい。
それだけ脳をアルファ支配の状態にすることはリラックスの効果があるんでしょうね。
丹式呼吸なんかを取り入れたり、自分も疑念半分で実践してます。
それと、「成功のイメージ」。
おっしゃるとおり!って感じです。
神経言語プログラミングを勉強してるんですが、これがけっこう面白い!
成功を強くイメージして、その時に何が見えるか、何が聞こえるか、自分の体はどんな感じか・・といった具合に五感+αをフルに活用して鮮明にイメージするアプローチがあります。人間の脳は、実際の出来事と鮮明なイメージとを区別できない性質をもっていて鮮明なイメージがそれに近づく行動を取らせるらしいのです。ん~人間って奥深い。byバリュマ。
38年前量子化学研究室にいた頃主任教授が言いました。理学部の人間には少し意外でしたが「五感で感じろ」って。一平、ビートルズのメンバーの名前全部言えるかい?なんて、3人までは言えましたが、教授曰く「そうだろう、3人までの学生が殆どだ」
返信削除>「成功した様子を心に描け」残念だとは思いますがそれはそうしてもうまくいかない事が殆どです。14,5年ラグビーをやっていましたが「抜く」イメージを強く心に持ちます。しかし、いざ試合となると完膚無きまでに潰すという力で敵はやってきます。抜けません。やはりイメージトレーニングと同時に絶対的な客観的な基礎トレーニングがものをいいます。日本一にはなりましたが、まだ上がある。我々の挑戦はまだまだつずきます。