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2007年8月25日土曜日

ゲームをやめよう!

きのう、今日は経営品質関係の勉強会に行ってきた。

今回は、かなり、がつ~~~ん!!と学びになった気がする。

エリック・バーンのTA(日本でいうと交流分析)を使い、自己に気づくところから組織開発を始めていく。

交流分析を書籍などで学んで以来、自分が不適切なトランザクション(交流=コミュニケーション)である「ゲーム」に陥っているな~と思うことがたびたびあったが、今回は無意識にゲームを行っているということを、ズバリ指摘していただいた。

相手を素直に受け入れればいいものを、ついつい、からんでみたり、反発してみたりしたくなる。


なんでなんだろうか?

仕事をするとき、私のまわりの9割は男性だ。
最近の男性はとても親切で紳士的な人が多く、女性にはとても気を使ってくれる。

にもかかわらず、女の私はついつい、「チクッ」と蜂の一刺しをしてしまうことがある。
わざわざやってるわけではなく、無意識に反発心を感じ、無意識に行動しているのだ。

こういう女性心理をユングは「アニムスの剣」と言ったらしい。

女性にとって、男性とは何なんだろうか?
私の心の中には、「男は強い存在」という幻影が根強くある。
男の兄弟がいなかったから、男性の本性を見ずに大人になってしまった。
そのせいで、男性に対する幻影が大人になるまで残ったのだろうか。
だから、「ダメ男」を見ると腹がたつ。
まぬけた顔を出そうものなら、剣でめった切りにしてやりたくなるんだろうか。
そうしてゲームが始まるんだろうか。

もちろん、「まったくダメな男」というわけではないのだ。
普通の人間的な弱さでしかないのに。
まったく、腹立てられる男性は気の毒なものだ。

「他者をACCEPTすればよい」と、トレーナーの方にアドバイスいただいた。

人間関係で自分の意見に固執したり、不毛なことをして関係を悪化させたりするのは、他者をACCEPTできないからなのだろう。


組織開発とは組織内でおきている「ゲームをなくすこと」と考えられるそうだ。


たしかにそうだと思う。
ゲームをやめて、効果的なコミュニケーションの行われる組織になる。
それだけで、どれだけ毎日が変わるだろう。

組織開発を真剣に考えるには、まず、私がゲームをしない人間に変わらなくてはならない。

2007年8月20日月曜日

事務所移転

7月末に事務所を移転し、まもなく1カ月になる。
平河町から紀尾井町へ。
前の事務所からは徒歩1分程度だ。

やはり、この近辺は気に入っているから離れたくない。
場所が肌にあうっていうのは、とっても大切だと思う。

家賃が上がった分、役員の給料減らしたから、
決して儲かってるから移転したわけではない。
でも、やはり移転して良かったと、つくづく思う。

以前の事務所は初めての事務所で、
これはこれで気に入っていたが、今回はかなりグレードアップした。
広さも2倍どころではない。
正面は都市センターホテルとルポール麹町という都心のホテルだし、
窓からは清水谷公園はじめグリーンがかなり見渡せる。

気に入ってるもの、気に入っている場所、
気に入ってるデザインに囲まれて過ごすと、
精神的にクリエイティブになって、きっと生産性も上がると思う。

な~~んて、たいしたもんじゃないんですけど。。。。

まあ、今のところは自分が気に入っているから、いいってことですね。

2007年7月20日金曜日

経営をドメインに置く

今日は経営品質関連のインストラクション勉強会に行った。
少数性でかなり濃い内容だった。

全国の商工会議所等で創業塾や経営革新塾の講師を務めており、
経営関連講座を担当するのは、当たり前のようになっているが、
今日の勉強会に参加して、
まだまだ自分の理解が不十分であると感じた。

けれど、もっと学びたい、という気持ちが湧くとともに、
やっぱ、経営が好きなんだな~、とあらためて感じた。
経営を学び始めたときのあのワクワクした気持ちは
今になっても消えていない。

経営者が経営のプロであるのは当然のことだが、
経営コンサルタントも別の意味で、
経営のプロでなくてはならない。

経営コンサルはよく、「専門分野は何ですか?」と聞かれる。
IT、財務、マーケティング、人事など、さまざまな分野があるが、
当社の専門は「組織」である。

「戦略は組織に従う」
「組織は戦略に従う」

両方真理であるが、前者のほうが強いと私は考える。
いくら学んでも、いくら実践しても、底知れない面白さがある。

経営をドメインに置くことで、毎日が輝く。
新しい発見が日々起こる。
こんなものに出会えるのは、本当に幸せなことだと思う。

2007年7月8日日曜日

知識を疑ってみよう!

最近、「思考」について、反省することが多くなった。

「よ~く考えてみよう」

よく考えているつもりになっていたけど、
実は私たちはちっとも考えていないことが多い。

単純に教えられた知識を使っているだけ。
何も考えていない。
そんなことが、よくあるのではないだろうか。

知識そのものを疑ってみたことがあるだろうか?

たとえば、私たちのようなコンサルタントは
仕事上、「戦略策定プロセス」などということを知識として持っている。
でも、この知識を持っているだけで果たして本当に戦略をたてられるんだろうか?
私は、おそらく無理じゃないかと思う。
戦略たてるどころか、経営課題を見出すこともできないかもしれない。

既存の知識を現実の世界にあてはめてみても、
無理がある、
という意見をよく聞くが、
これは知識を「持っているだけ」だから起こる現象なんじゃないか。


そう。
知識を「持っていること」自体には何の意味もないのだ。

知識は一般化されて世の中に頒布される。
知識が「身につく」ということと、知識を「持っている」ということとは
大きく違う。
知識を持っていることは、深い思考をしたときにだけ役にたつ。
おそらく、深い思考の中で、「持っている」だけの知識を
「身についた」知識に変換している。

目の前にある現実の世界から、自分なりに思考する。
その過程では、知識そのものを疑うこともあるはずだ。
「こういうものだ」
という知識は、ひょっとすると固定観念、既成概念でしかなく、
思考停止の言い訳になったりもする。

知識に頼る限り、思考停止になる。
知識を疑ってみよう。
きっと、頭が働きだす。

2007年6月11日月曜日

信頼ってどうやって生まれるんだろうか?

人と人が出会って、信頼関係が生まれるまで、
どんな過程をたどるのだろうか?

「ラポール構築方法」テクニックのようなものも紹介されているが、
本当はテクニックなんか関係ない。

出会ってほんの一瞬で第一印象は決まる。
でも、第一印象が悪い人と、あとから仲良くなることもある。

いったい、いつ、「感じ悪い人」が「気心の知れた人」に変わるんだろうね。

私は、その人の弱い面、もろい面が見えたとき、
親近感が生まれるような気がする。

「なんだ~。あんなにバリバリの人も、こんなダメなとこあるんだ~」

そう思うと、その人のことが身近に感じられる。
自分と同じ、ダメな面があるんじゃないの、
弱い面があるんじゃないの、
と、思えるんだな。

それはいかにオープンであるか、ってことかもしれない。
自分のありのまま、弱い自分をさらけ出してくれる人は、愛すべき人に思える。
自分も同じなんだろう。
強がってばかりじゃ、友達も仲間も恋人もできない。

まあ、私の場合、開きすぎなので、あきれられたりもしますが。。。。

2007年6月4日月曜日

地域社会で活路を見出すという戦略

先週は木、金、土と出張に出ていた。

木曜は足利市で創業塾を実施。
会場は足利商工会議所のホールだが、もともと足利銀行の本店だった場所だそうだ。
商工会議所が無借金で買い上げたんだそうな。。。すごいですね。

足利商工会議所はとても元気がよい。
セミナーなど開けばすぐに人が集まるそうだ。
今回の創業塾も45名くらい参加した。
人集めに苦労している商工会議所が非常に多い中、珍しいくらいだ。

金曜日は足利から帰ったその足で、新潟の柏崎へ。
柏崎に原発を持つ東京電力のご招待ツアーだったのだろうと思うが、
社会経済生産性本部の無料ツアーに参加した。
関東近辺のさまざまな団体が柏崎工業メッセに集まった。

知らなかったのだが、柏崎は精密金属加工などがさかんな都市なのだ。
もともと、日本石油の本社があったそうだ。
石油採掘事業が生まれたところから、
それに利用する機械のメンテナンス事業が生まれ、
そこから金属加工業が広まった。

メッセを見たあと、
関満博さんという一橋大学大学院の教授をしている先生の講演を聴いた。
関先生のことは知らなかったのだが、なかなか素晴らしい講演をなさる方だ。
中小企業経営についてかなり研究してらっしゃる。

今後の中小企業の戦略として

1 中国進出などを含む国際経済競争への対応
2 独自能力の発揮による戦わない戦略
3 地域社会の中で活路を見出す

をお話された。
1も2も、対応できる会社はそれぞれ5%程度だろうとのこと。
残る多数の平凡な会社は3の戦略が最もふさわしい。

たしかに、そのとおりだと思う。

いつも、「独自能力」を蓄積するという視点で戦略の話をしていたが、
そうそう簡単に独自能力を持てるわけではない。
地域の中で、小さな経済を作っていくという選択肢もあるだろう。

講演終了後は柏崎の産業人の方々との交流。
そして、お寿司屋さんへ。。。。

おいしかった~~!!
本当に海の幸がおいしいですね。

新潟っていいところなんだ。
お酒もお米もお水も魚もおいしいし、
産業も元気。
花火も素晴らしいんだそうだ。

東京ばかりが経済の中心ではないな~、とつくづく思いました。

2007年5月30日水曜日

やっと治った! 頭のケガ

きのう、国立国際医療センターに4週間ぶりに行ってきた。
慢性硬膜下血腫の手術後の経過観察だ。

3月15日に頭蓋骨に穴を空ける手術をして、
これで治るかと思ったのだが、
出血が止まらず、また血腫ができていた。
とはいえ、少量だったため、
自然に治るかも・・・ということで、
おとなしくすごして、経過観察していたのだ。

きのうCTを撮ったところ、完全に血腫が消えていた。

「治癒です」

「え・・・・治るんですね~」

「はい、もう来なくていいですよ」

「え・・・・ホントに来なくていいんですか?」

「心配なら、8月頃一回だけ来ますか?」

ということで、治ったらしい。
よかった~!!

でも、周囲の人はかえって心配らしい。

「治ったからって、お酒飲みすぎちゃダメだよ」

と、さっそく言われてしまった。。。。

私はケガがもとで頭の中で出血したけど、
たいしたことなくて済んだ。
でも、不摂生していると、本当に大変なところに出血するらしい。
あとで後悔しても、それこそ「あとのまつり」なのだ。

タバコ
お酒
夜更かし
寝不足

には、くれぐれも気をつけましょう。