某県の経営品質協議会が本日あり、
ひさびさに参加して参りました。
最初は寺沢さんという社会経済生産性本部のコンサルの方の講演が40分。
その後、某県の企業の事例紹介が3つありました。
県内では優秀な成績をあげてらっしゃる企業の社長さんから、直接いろいろな話が聞けるとあって、私もはりきって聞いてきましたよ。
共通して感じたことは、やっぱ、社長が「経営品質活動」に夢中になって、本気で取り組んでいるってことかな。
まあ、宗教みたいなもんです。
信じてるか、信じてないか……。
こんなふうに言うと怪しい…?と思うかもしれないけど、
これからの時代は、経営者に経営に対する哲学が必要なんだと思うんです。
経営品質というのは、ある意味では、ひとつの経営哲学だと思っています。
で、私は経営品質の考え方はとても素晴らしいと思っているんですよ。
ちょっと分かりにくいのと、おじさん中心なのが、たまに傷だけどさ……。
根本にある考え方、経営品質の基本理念は以下の4つです。
・顧客本位
・独自能力
・社員重視
・社会との調和
この4つは経営品質の命みたいなもんだ。
3年間、経営品質を勉強してるから、この4つはもちろんソラで言えるけど、実はね、最近になって、なぜこの4つなのかがやっと少し分かってきた。
マーケティングの言葉で3Cっていうのがあります。
Customer 消費者
Competitor 競合
Company 企業
平たく言えば、経営する際この3つを考えろよってことなんです。
そうですよね。買ってくれる人、競争相手、自分の会社、これを知らなくちゃ、戦いにも行けない。
でね、
・顧客本位……Customer
・独自能力……Competitor
・社員重視……Company
だってことに気がついたんですよ。
そうか~、何も新しいこと言ってるんじゃないんだよね。
昔っから言われていることと、同じじゃないの。
じゃあ、もう一つの
・社会との調和
これは、どうなるの?
そこで考えました……。
現代社会の経営において、現れてきた新しい概念がこの4つめの「社会との調和」という概念なのだと思います。
この概念が生まれてきた背景はマーケティング・コンセプトの変遷の歴史を考えると、容易に理解できます。
作れば売れる(生産志向)
↓
良いものだから売れる(製品志向)
↓
お客さんの望むものだから売れる(マーケティング志向)
↓
社会全体にとって有益なものだから売れる(社会志向)
企業の利益、消費者の欲求、社会の利益、
この3つのバランスが大切である。
こういった考え方が現代においては、普通に考えられるようになってきたんですね。
だから、経営品質の理念は3つじゃ不十分なんですよね。
4つめが大切。
ってことかな……と、私なりに理解したわけです。
>作れば売れる(生産志向)→良いものだから売れる(製品志向)→お客さんの望むものだから売れる(マーケティング志向)→社会全体にとって有益なものだから売れる(社会志向)
返信削除↑いいですねぇ。 5.20の名古屋「環境iso研究会」の講演で引用させて頂きたいと思います。
mizu-sinさん
返信削除>>作れば売れる(生産志向)→良いものだから売れる(製品志向)→お客さんの望むものだから売れる(マーケティング志向)→社会全体にとって有益なものだから売れる(社会志向)
>
>↑いいですねぇ。 5.20の名古屋「環境iso研究会」の講演で引用させて頂きたいと思います。