2004年5月4日火曜日

社長、経営幹部に、絶対読んで!とお願いしたい本

こんにちは~。
連休も明日で終わりですね。

この一週間の休みで、いろいろとやる予定にしていたんだけど、なかなか達成できません。
あと、一日……。
時間もわずかとなりました………。

さて、今年の私のテーマ
「学習する組織」
について、この休み中は勉強しておりました。

なぜ、このテーマに取り組んでいるかについて、まず御説明します。

いろいろなコンサルタントがセミナーで戦略論を語っていることと思います。

環境分析…SWOT…から始まって、
ポーターの5FORCES(5つの競争要因)とか
コトラーの3つの競争戦略とか

ランチェスターの弱者の戦略とか


すべて、はっきり言って、古い戦略策定方法です。

しかし、古くてもいいんです。
新しい手法と合わせて取り入れられていれば……。

でもね、これからは、古い方法だけじゃ、うまくいかない。
なぜって、社会システムが非常に複雑化して、
一つ一つの会社に求められる価値も複雑化しているから。

社長が戦略をたて、社長が実践し、社長が結果をチェックする一人っきりの会社なら、古い戦略策定方法だけでもたぶん問題ありません。

でも、普通の会社はそうじゃないでしょ?

たとえば、社長のほかに奥さんがいたりするでしょ?

もう少し大きくなれば、社員さんがいたりするでしょ?

その時、社長の考えや思いをどうやって奥さんや社員さんに伝えるのでしょう?

また、奥さんや社員さんの能力をどうやって引き出すのでしょう?

仕事が複雑化すれば、社長一人の力ではどうにもならないはず……。

これを認識するところから、すべてスタートなんだと思います。

つまり、社長一人だけでなくて、社長の思いを一緒に感じてくれる社員さんが、素晴らしい能力を発揮してくれる組織づくりが大切。

チームの力学というのは普通の算数では
3+3=6
です。

しかし、実はチームの力学は
3×3=9

または
0×3=0

100×3=300

になります。

一人の会社でない以上、必ず、このチームの力学を最大化させる方法を考えなくてはならないわけです。

じゃあ、どうしたらいい?

そこに「学習する組織」の考え方があるんです。

この日記でも少しづつ書きたいけど、

もう、待てない!とおっしゃる方、

あらゆる社長、マネジャーにお勧めの本です。


「こうすれば組織は変えられる」ピーター・クライン



7 件のコメント:

  1. チームにも力学があるのですね。
    勉強になりました。
    堀米 毅

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  2. 学習する組織、ラーニングオーガニゼーション、センゲの世界ですね。
    ひょんな事から解説することになってしまった「バランススコアカード」(今日から日記連載です)
    の学習と成長の視点の目指すところはこの学習する組織ではないかと思います。

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  3. キャンペーン参加表明ありがとうございます。
    この日記でも書いていただけたら嬉しいです。
    合言葉は「あのハリポタを倒せ!!」です。
    よろしくお願い致します。

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  4. 何時もお立ち寄り頂き有難う御座います。
    また、同じ富士山の麓でもこちらは富士山正面
    itコンサルの高柳さんは東京から見える富士山です。
    また、チャールズさんを含めいつもお三人の日記は
    参考にさせて頂き感謝しております。
    今後も期待しておりますのでどんどん発信願います。
    ところで、税理士さんになるとこのような情報発信が
    少なく、税務関係に情報が偏ってしまうように
    思うのは自分だけでしょうか?(笑い)
    ところで、学習する組織ですが、自分もこの分野には
    前から興味を持っておりまして、知識創造、学習組織
    知力経営等のkwに関する書物を集めております。
    その中の一つにチャレンジャー美樹さんのkwと
    似ているものがありました。
    「学習する組織をつくる」
    カレン・e・ワトキンス
    ビクトリア・j・マーシック共著
    神田良、岩崎尚人訳
    日本能率協会発行

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  5. 学習する組織を地でいけるのが。ボイスメールです。チームに信頼を育み、全員の日々学習と気づきをリアルタイムに一人ひとりが確認しあう。まず、上司や社長がメンバーを信頼することから始まるのです。ボイスメールを導入するときに、社長から相談を受けます。なんと「もし、否定的な情報や感情がボイスメールによって蔓延したら困る」というのが導入をとどまることのトップなのです。孤独・不安が社長の心の中にいつもつきまとっているのです。高次の法則「与えた分だけ与えられる」このことがわかるのは、与えた後のお楽しみなんです。

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  6. solty1128さん
    >また、同じ富士山の麓でもこちらは富士山正面
    >itコンサルの高柳さんは東京から見える富士山です。
    solty1128さんの見る富士山は北斎が描いた富士山です。黒船に乗ったペリーが下田について驚愕したという富士山です。
    私が見える富士山は「坊ちゃん」がこれから遠くに行くのかとシミジミ思いながら見た富士山です。
     余談でした。ちょっと目にしたものですから・・
     閑話休題でした。
    問題作成頑張ってください。

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  7. iso9001とか14001の認証取得しようとすると『学習する組織』は必須なんです。なにしろ「マネジメントシステムの規格」ですから。

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